はい、中古車の販売には季節性というものが存在しますので、その季節にあわせて買取もしてもらうと、需要にあわせて買取価格がアップする可能性があります。

一般的に車の需要がもっとも強いのは、春先です。この時期に家を借りるときに、なかなか希望する物件が見つからなくて苦労したことはありませんか？この時期は入学・入社や転勤などにともなう引越しが多く、ライフスタイルが変わる人が多くなります。それにあわせて車を買おうという人が増えるのです。
また、4月の終わりから5月初旬にかけて、ゴールデンウィークがあります。大型連休中に旅行やレジャーに行く予定をつくり、そのときに新しいクルマで出かけたいという需要があることも、春先にクルマが売れる要因となっています。
そのため車が高く売れる時期は、この春先の販売にあわせて業者が車を仕入れを強める3月ころとなります。

ライフスタイルの変化にともなう車の需要が強まる時期は、6月前後もそうです。6月はジューンブライドといって、結婚する人が多い月です。このため、新しい生活にあわせてクルマを買うという人が多くなるので、クルマが高く売れる時期と言われています。

クルマを買い取る側の事情でクルマが高くなる時期というものもあります。買取業者の決算月です。クルマ業界に限りませんが日本の会社は決算月が3月と9月が多く、これらの月には業者は買取り活動を強めますので、買取価格があがる傾向があると言われています。

その他には、季節によって人気がでる車種というクルマもあります。ちょうど魚に旬があるように、クルマにも旬があるのですね。キャンプやバーベキューなどレジャーに最適なワゴンやミニバンは春から夏によく売れるクルマですし、開放感のあるオープンカーは夏に人気のある車です。冬には雪道を走るということも多いので、4WDに強い需要があります。

クルマを売るときは、こうした季節性も頭に入れると、より有利に売ることができますので、覚えておきたいですね。